塗料の種類③シリコン塗料
塗料の種類③【シリコン塗料】
今回は、塗料の種類③【シリコン塗料】
についてご説明させていただきます。
シリコン塗料は、外壁や屋根の塗装によく
使われる塗料です。
この塗料はシリコン樹脂を主成分としており、
機能性や耐久性に優れています。
また、比較的手ごろな価格も特徴です。
シリコン塗料は、気候の変化にも強く、
汚れがつきにくいという特徴があります。
シリコン塗料は、建物の外観を美しく保ち
ながら、耐久性や汚れへの対策も行える
優れた塗料です。
そのため、多くの人々に選ばれてます。
◎メリット
①塗料の価格が比較的安い
アクリル塗料やウレタン塗料と比べると
値段は少し上がりますが、性能や10〜12年の
耐久年数を加味して考えるとバランスが良く
コストパフォーマンスが良い塗料となっており
人気がある塗料です。
さらに上のグレードのラジカル塗料や
フッ素塗料に比べればとてもお手頃な
価格帯になっています。
②汚れがつきにくく耐久性が高い
シリコン塗料は、耐汚染性があり、汚れがつき
にくい特徴があります。
また、一部のシリコン塗料は塗膜が親水性を
持っており、車の排気ガスなどの付着も防ぎ
ます。
そのため汚れにくい塗料として知られています。
特に明るい色味を希望される方には
おすすめの塗料です。
③豊富なバリエーション
定番な塗料なだけに、種類も豊富に揃っています。
さまざまな塗料メーカーから
豊富なカラーバリエーション、耐久性や
断熱機能・遮熱機能をもったものなど、
お客さまのニーズに応えた塗料が
用意されているので、選択肢が広がります。
△デメリット
①ひび割れが起こりやすい
シリコン塗料は、塗膜が硬く剥がれにくいと
いう利点がありますが、一方でウレタンなどの
塗料に比べると弾性が低く、ひび割れしやすい
という特徴があります。
そのため、温度や水分の変化が激しい場所や
振動が多い立地では使用には向いていません。
特にモルタルやコンクリートの外壁の場合は、
弾力性のある「弾性塗料」を下塗りや上塗り材
に使用することや、2液型の塗料の場合は硬化剤を
弾性硬化剤に変えることで、ひび割れの問題を
解決することができます。
ただし、サイディングの外壁には弾性塗料は
膨れの原因になる可能性があるため適していません。
外壁の材料に関わらず、適切な塗料を選ぶため
には、塗装会社と相談しながら各種塗料の特性
を把握することが重要です。
専門の塗装会社との相談を通じて、外壁に
最適な塗料を選ぶことが非常に大切です。
♢ポイント
上記にも挙げたようにシリコン塗料は、
価格と耐久性や耐候性などの性能の
バランスが良く優れた塗料であるため
一番人気の塗料となっています。
しかしどんなお家でもシリコン塗料が最適とは
限らず、地域の気候や環境や外壁材の種類に
によっては向かない場合もあります。
外壁塗装に、これが一番！
というものはありません。
あなたのお家にはどの塗料と工法が最適かを
しっかりと見極めることが外壁塗装を成功
させる鍵なのです。
そのためには、知識がしっかりあって
信頼できる塗りの専門家に相談すること
強くおすすめします！
気になる点、ご質問等ございましたら
ぜひお気軽にご相談ください(*^^*)
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